引っ越しには高額な費用がかかるので、できることなら少しでも価格を安くしたいと思うのが心情です。引っ越し業者に対し、値切り交渉を行うことで費用を安く抑えられる可能性がありますが、具体的にどのように交渉すれば良いのでしょうか?
そこで今回は、引っ越しで値切り交渉をするときの流れや注意点などについて解説していきますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
まずは、引っ越し業者に値切り交渉をする基本的な流れをご紹介します。もちろん、「必ず成功する」というものではないので、あくまで参考程度に留めておくようにしてください。
引っ越し費用を安くするためには、いくつかの引っ越し業者で相見積もりを取り、見積もりの内容を比較する必要があります。引っ越し費用には定価がないため、業者によってバラつきがあるからです。
なお、相見積もりを取る手間を省きたい場合は、一括見積もりサービスを利用するのがおすすめです。一度に複数の見積もりを比較できるので、どの業者が安いのかがひと目でわかります。
一括見積もりサービスなどで暫定の金額がある程度わかったら、その中の3~5社に訪問見積もりの依頼を行いましょう。このとき、最も気になる本命の業者を最後に回すのがポイントです。本命の前に1~2社と交渉することによって、「A社では○円といわれました」と切り出してプレッシャーを与えることができます。
引っ越しにかけられる予算が具体的に決まっている場合は、「○万円以下でしたら即決します」と宣言するのも有効です。少々強引に思えるかもしれませんが、なかには妥協してくれる業者もいるので試す価値はあるといえます。
交渉のやり方によっては断られてしまう可能性があるので、以下に解説するポイントを意識しながら交渉を行うようにしてください。
いくら安くしてもらいたいからといって、しつこく交渉するのはおすすめできません。横柄な態度で値切り交渉をすると、場合によっては引っ越しそのものを断られてしまう可能性があります。今後のスケジュールに支障をきたさないよう、相手の立場も考えながら交渉を行いましょう。
訪問見積もりをしてもらう際、荷物を実際の量より少なめに見せる、本来必要なオプションの申請をしないなど、相手の迷惑になるような行為はNGです。もし追加のオプションが必要となった場合、引っ越し当日にトラックや人員などを追加で手配する手間がかかり、費用が通常よりも高くなる可能性があります。
一般的に、引っ越しの繁忙期は新生活が始まる3~4月、または人事異動が盛んに行われる9~10月とされています。繁忙期には引っ越しの需要が上がるため、値切り交渉をしても価格を下げてもらえないケースが多いです。
最後に、値切り交渉以外で引っ越し料金を安くするコツについてご紹介します。本記事の冒頭部分でも軽く触れましたが、交渉が成功するかどうかは業者次第のところもあります。交渉に失敗したときのことを考えて、自分にできる節約方法も押さえておくようにしてください。
引っ越しの日時を決める際に、「作業時間を指定しない」旨を業者に伝えることで費用が安くなる可能性があります。これは、作業時間を業者側にゆだねることで、業者にとって都合の良い作業スケジュールが組めるようになるためです。引っ越し当日にほかの予定がない場合、作業時間を指定せずに依頼することをおすすめします。
基本的なことではありますが、引っ越しの荷物を減らしておくことも重要なポイントです。荷物の量によって利用するトラックの大きさが変わっていくため、荷物の量が多ければ多いほど引っ越しにかかる費用は高くなります。不要なものがあれば事前に処分し、新居に持っていくものをなるべく減らすようにしてください。
引っ越し業者のプランの中には、荷物の運搬だけでなく荷造りも行ってくれるものがあります。これはとても便利なプランではありますが、荷造り作業が増える分、引っ越しにかかる費用が高くなる点に注意が必要です。
今回は、引っ越し業者に値切り交渉をする基本的な流れや、交渉をするときの注意点などについて解説しました。引っ越し業者に交渉することで費用を安くできる可能性はあるものの、これは必ず成功するというものではありません。マナーや節度を守りつつ、相手の立場に立って交渉の場に臨むようにしてください。
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