自宅の庭の手入れをしている際、多くの方が悩んでしまうのが「剪定で出た大量の枝の処分」です。剪定枝を庭に放置していると景観的にも衛生的にも良くないため、適切な方法で処分する必要があります。そこで今回は、剪定枝を処分する方法や処分するときの注意点について解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。
まずは、剪定枝を処分する主な方法をご紹介します。自分に合った方法はどれなのかを考えながらチェックしてみてください。
剪定枝が少量である場合は、可燃ごみとして出せます。ただし剪定枝の長さや太さ、出せる量などの規定は自治体によって異なるため、役所のホームページなどを見て確認しておきましょう。ただし、剪定枝の量が多ければ粗大ごみとなる可能性があります。
剪定枝が大量にある場合、地域のごみ処理場に直接持ち込むといった方法がおすすめです。この方法では、毎回燃えるごみの日に出す手間が省けるほか、粗大ごみに出す手続きも不要になります。また、ごみ処理場が近所にある方なら移動の手間・時間もそれほどかかりません。
ただし、自治体によっては事前の予約が必要になる可能性があります。また、本人確認書類などの提出物が必要なケースもあるため、詳細についてはあらかじめ自治体に問い合わせて確認しておくようにしましょう。
剪定枝を手間なく処分したいなら、不用品回収業者を利用しましょう。指定日になれば不用品回収業者が剪定枝を自宅まで回収に来てくれるため、自分で持ち運ぶ手間を省けます。
ただし、なかには悪質な業者も存在するので、業者の実績や資格の有無、料金の設定などを事前に調べてから依頼するよう意識しましょう。
剪定枝を処分してしまうのではなく、ウッドチップにして再利用するのもおすすめです。枝を粉砕して細かくしたウッドチップは、土の質を高めたり雑草が生えないようにしたりするのに役立ちます。
しかし、剪定枝をウッドチップにするためには粉砕機を用意する必要があります。粉砕機は安いものでも2~3万円ほどするので、予算について考えてから準備するようにしてください。
剪定枝を処分する場合、いくつか注意しなければならないことがあります。剪定枝の扱いを誤ると罰則の対象になってしまう可能性もあるので、次項で解説する内容をよく確認してから処分するようにしてください。
自宅の庭などでごみを野焼きすることは、法律によって禁止されています。安易に野焼きをすると火災の危険があるだけでなく、有害物質の発生や空気汚染などさまざまなトラブルの原因になってしまいます。また、野焼きをすると5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、もしくはその両方が科せられるので、安易な行動は控えるようにしてください。
剪定枝を森林に投棄するニュースがたびたび取り上げられていますが、これは違法行為に該当します。森林に限らず、公共の土地や他人の私有地にごみを捨てることは不法投棄になります。この場合、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、もしくはその両方が科せられるので注意しましょう。
枝を切ったり運んだりする際に、とがっている部分でケガをしないように注意しましょう。剪定枝を扱う際は、ケガを防ぐため手袋などを装着するのがおすすめです。また、ごみを回収する作業員がケガをしないよう、トゲのある部分をむき出しにしてごみ袋に入れるのは控えるようにしてください。
剪定枝をごみに出す際は、なるべく軽い状態にしておく必要があります。自治体によっては、規定の重さを超えていると回収してくれないケースもあるので注意が必要です。剪定枝を軽くするためには、枝を濡らさずにしっかり乾燥させ、そしてごみに出すまでは雨に濡れない場所で保管するのがおすすめです。
今回は、剪定枝の処分方法と、処分の際に注意すべきポイントについて解説しました。剪定枝を処分する場合、燃えるごみとして処分するのが一般的ですが、大量にある場合にはごみ処理場に持っていく必要がありますので、自治体などのルールに則って適切に処分しましょう。また、不用品回収業者に頼むのも有効なので、気になる方は信頼できる業者に相談してみてはいかがでしょうか。
全国引越サービスでは、古くなってご不要になったさまざまな家具家電のほか、今回ご紹介した剪定枝の回収の依頼を承っております。不用品回収のプロであるスタッフが真摯に対応してまいりますので、初めての方も不安なくお任せいただけます。お客様のご都合に合わせて日程を調整いたしますので、不用品の処分でお困りの際は気兼ねなくご相談ください。