「もう使っていない金庫が家にあるけど、どうやって処分すれば良いかわからない」と悩んでいる方は決して少なくありません。実は、多くの金庫は自治体の粗大ごみに出すことができず、さらに処分の前にはいくつかやっておくべき作業もあるため、事前に細かいルールを知っておくことが重要です。そこで今回は、金庫の正しい処分方法について解説していきますので、金庫の処分でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

金庫を処分する方法

金庫を処分する方法として、主に以下のようなものが考えられます。

購入したお店で引き取ってもらう
金庫の専門業者に依頼する
不用品回収業者を利用する
近所のリサイクルショップで買い取ってもらう

それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

購入したお店で引き取ってもらう

金庫を購入したお店で引き取ってもらえるかどうか確認しましょう。購入したお店であれば、有料ではなく無料で回収してもらえる可能性があります。また新たに金庫を購入する予定がある場合、購入予定のお店で古い金庫を引き取ってもらえるかどうか問い合わせてみても良いでしょう。

金庫の専門業者に依頼する

金庫を専門に扱う業者に処分をお願いする方法もあります。金庫の専門業者であれば、故障などによって扉が開かなくなってしまった金庫でも対応してもらえる可能性が高いです。ダイアル式金庫の暗証番号を忘れてしまったり、キーを紛失して扉を開けられなくなったりした場合には、金庫の専門業者に依頼することをおすすめします。

不用品回収業者を利用する

金庫の専門業者ではなく不用品回収業者を利用するのもおすすめです。不用品回収業者を利用するメリットは、重たい金庫を自力で持ち運ぶ必要がない点にあります。

また不用品回収業者であれば、金庫以外にもさまざまな家具・家電をまとめて引き取ってもらえます。回収日時も自由に決められるため、わざわざスケジュールを調整する手間もかかりません。

ただし、不当な高額請求をしてくる悪徳業者も多いので、業者の料金設定や口コミ、資格の有無などを事前に確認してから連絡を入れましょう。

近所のリサイクルショップで買い取ってもらう

近所のリサイクルショップに買い取ってもらうのも有効です。リサイクルショップで買い取ってもらうメリットは、回収費用がかからないうえに、買取りによって少額ながらもお金を受け取れる点にあります。店舗によっては「出張買取サービス」を実施しているところも多く、これを使えば店舗まで足を運ぶ必要もありません。

しかし金庫の状態が良くない場合、買取りを拒否されてしまう可能性があります。経年劣化による傷や破損などは難しいかもしれませんが、多少の汚れなら落とせるはずなので、丁寧に磨いたうえで店舗に持ち込むようにしてください。

金庫を処分する際の注意点

金庫の処分方法を知った後は、金庫を処分する際の注意点も押さえましょう。余計なトラブルに遭わないよう、次項で解説するポイントをぜひチェックしてみてください。

粗大ごみ、不燃ごみには出せない

金庫の多くはコンクリートや金属で作られており、耐火性が高くなっています。通常の焼却処理では処分できないほど頑丈であるため、金庫を粗大ごみ・不燃ごみとして扱う自治体はほとんどありません。誤って粗大ごみや不燃ごみとして出してしまうと、注意や警告を受けてしまうおそれがあります。

ただし手提げタイプや小型タイプの金庫など、種類によっては通常のごみとして出せる自治体もあります。金庫を処分してもらえるかどうか気になる方は、最寄りの役所などに問い合わせるなどして確認してみてください。

製造年数を確認しておく

処分する前に金庫の製造年数を確認しておきましょう。一般的な耐火金庫は約20年使えるといわれています。年数が経ってもろくなった金庫はそれだけ価値が下がってしまうので、下取りや買取りの際に不利になる可能性が高いです。

中身を空っぽにする

金庫を手放す前に、中身をすべて取り出したかどうかをしっかりチェックしましょう。金庫の中には、通帳や権利書など重要なものが入っている可能性があります。確認不足で処分してしまうと大事な書類を紛失することになってしまうので、後々のトラブルを防ぐためにも回収日当日までに中身を空っぽにしておきましょう。

まとめ

今回は、金庫の処分方法や、処分する際の注意点などについて解説しました。基本的に金庫は粗大ごみや不燃ごみに出せないため、適切な処分方法についてしっかり理解しておきましょう。また、処分に出す前には、製造年数の確認・中身のチェックなども忘れないでください。

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