引っ越し業者に引っ越しの依頼をすると、おおよそ数十万円単位の費用がかかります。そのため、引っ越し業者を頼らずに、自分自身で引っ越し作業を進めようとする方もいますが、注意すべきデメリットが存在することをご存知でしょうか?そこで今回は、自分で引っ越しをする際に必要な知識について、詳しく解説していきます。
荷物の量や移動の距離にもよりますが、業者を頼らずに自分で引っ越しをすることは可能です。段ボールなどに日用品を詰めて、軽トラなどのトラックを借りて運ぶだけなので、実際に自力で引っ越しを行う方も珍しくありません。費用も比較的少ない金額に抑えられますが、いくつか注意しなければならない点があるのも事実です。
「自力での引っ越し」には以下のようなメリットがあります。
<自分で引っ越しをするメリット>
引っ越し業者を利用するよりも安く済む
自分の都合の良い日時に引っ越しができる
自分で荷物を運び出して新居に持っていけば、引っ越し業者を利用するよりも格段に安く済むでしょう。また、引っ越し業者に頼まず引っ越しを行うため、引っ越しで必要になる「日程調整にかかるやり取り」もせずに済みます。
進学や就職などの新生活に合わせて引っ越しをする方や、引っ越し費用を節約したいという方にとって大きなメリットとなるでしょう。
自分で引っ越しをすることで得られるメリットはとても魅力的に思えますが、知っておくべきデメリットも存在します。
<自分で引っ越しをするデメリット>
養生を行う必要がある
家具や家電などを運び出す手間がかかる
家具や家電などを傷つけるおそれがある
軽トラなどの手配をしなくてはいけない
ベッドなど大型の家具や家電を運び出す際には、家屋の養生をしなくてはいけません。また、十分注意して運び出さないと、家屋や家具を傷つけるおそれもあります。引っ越し作業に慣れている専門業者と異なり、すべて自分で行う場合には膨大な時間と手間がかかることになるでしょう。
そして、軽トラを持っていない場合、荷物を新居まで運ぶために軽トラの手配が必要になります。軽トラの運転に慣れていない方であれば、場合によっては事故を起こしてしまうかもしれません。業者に頼らず引っ越しを行うデメリットは、人によっては想像以上に大きいものになるかもしれません。
自分で引っ越しをする際には、正しい手順を覚え、そして安全に作業を進める必要があります。失敗しないためのコツを知り、やっかいなトラブルを起こすことなく引っ越しを終えるようにしましょう。
管理会社によって異なるものの、なかには自力での引っ越しをNGとしていることも珍しくありません。まずは管理会社に連絡をして「少量の引っ越しのため、自分で作業を進めても構わないか」を確認してください。
引っ越しが可能だと分かったら、「タイムスケジュール」を作りましょう。レンタカーを利用する場合、時間内に返却しないと追加料金が発生してしまいます。引っ越しに予想外の時間がかかってしまわないよう、引っ越し当日の流れを把握しておくことが重要です。
<引っ越し当日の流れ>
荷物の梱包を終える
レンタカーを借りに行く
家屋を養生する
レンタカーに荷物を詰め込む
新居へ移動する
家屋を養生する
荷物を運びこむ
レンタカーを返しに行く
以上の作業にどのくらいの時間がかかりそうなのか、事前に予想して無理のないスケジュールを組んでおきましょう。
ベッドやダイニングテーブルなどをどのように運ぶのか計画を立てておかないと、引っ越し当日になって「荷物を運び出せない」といったトラブルが起こるかもしれません。旧住居や新居に狭い通路がある場合、どのように運び出すのか、分解は必要なのかを事前に確認しておきましょう。
また冷蔵庫や洗濯機を運び出す際には、水抜きや霜取りが必要です。立てたまま運び出さないといけないなどの注意点もありますので、必ず注意点をチェックしておくようにしてください。
引っ越しの日程が決まったら、荷物の量を考慮したうえでレンタカーの予約を済ませておきましょう。このとき、借りる時間が短ければ短いほど料金は安くなりますが、安易に安く済ませようとするのではなく、渋滞などのトラブルを想定して少々長めの時間で予約すると安心でしょう。
自分で引っ越しをすることは可能ですが、作業に慣れている業者のスタッフが行う場合と比べ、膨大な時間と手間がかかるおそれがあります。そのほかにも、家具や家電を安全に運び出せないおそれがあるなど、自力での引っ越しには多くのデメリットが存在するので、心配な方は実績が豊富な専門業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
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