故障や買替え、引っ越しなどによって、エアコンの処分を検討している方も多いのではないでしょうか。エアコンは家電4品目に指定されていて粗大ごみに出せないため、適切な方法で処分する必要があります。この記事では、エアコンを正しく処分する手順について解説していきます。リサイクルにかかる料金やお得に処分する方法も紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。
以下の4品目を処分する場合、特定家庭用機器再商品化法(以下、家電リサイクル法)の規律に従って処分しなければなりません。
家庭用エアコン
テレビ(ブラウン管式・液晶式・プラズマ式)
電気冷蔵庫・電気冷凍庫
洗濯機・衣類乾燥機
上記の4品目は、通常の粗大ごみに出すことができません。さらに、処分の際にはリサイクル料金を支払う必要があります。環境や資源を保護するために、エアコンを処分する際にはこのようなルールをきちんと守りましょう。
一般的に、エアコンを処分する際には以下のような費用がかかります。
リサイクル料金
収集料金・運搬料金
エアコンのリサイクル料金はおおよそ1,000円前後です。しかし、リサイクル料金は製品やメーカーによってそれぞれ異なり、さらに収集料金・運搬料金も回収を依頼する業者によって変わるので、詳しくはメーカーや回収業者のホームページなどを確認するようにしましょう。
エアコンを処分する方法として、主に以下の5つが挙げられます。
自治体が指定する回収業者に依頼する
家電量販店に処分を依頼する
自分で指定引取場所に持ち込む
不用品回収業者に依頼する
リサイクルショップで売却する
ここからは、それぞれの方法について詳しく解説していきます。
自治体が指定する回収業者に依頼すると、指定した日時に回収業者が回収に来ます。郵便局などでリサイクル料金を支払ってから回収業者を手配しましょう。
郵便局で入手できる家電リサイクル券に必要事項を記入する
ゆうちょ銀行か郵便局窓口にてリサイクル料金を支払う
自治体が指定した業者に連絡して回収の依頼をする
指定した日時に業者がエアコンの回収に来る
エアコンの回収を行う業者は自治体によって異なるので、不安な方はホームページなどで確認することをおすすめします。
以下の条件に該当する家電量販店に対しては、エアコンの処分を依頼できます。
処分するエアコンを買った家電量販店
新しいエアコンを購入する家電量販店
続いて、家電量販店でエアコンの処分を依頼する流れを見ていきましょう。
サービスカウンターにてエアコンの処分を依頼する
家電量販店で家電リサイクル券を受け取る
家電量販店と契約している業者がエアコンの回収に来る
家電リサイクル券は、エアコンの処分を適切に行った証明となる大切な書類なので大事に保管してください。
都道府県ごとに用意されている指定引取場所に、エアコンを持ち込むことで、収集料金・運搬料金を節約できます。自分でエアコンを指定引取場所に持ち込む場合は、以下の手順で手続きを進めましょう。
郵便局で入手できる家電リサイクル券に必要事項を記入する
ゆうちょ銀行か郵便局窓口にてリサイクル料金を支払う
自治体に連絡して持込みが可能な日を指定する
指定日になったら指定場所にエアコンを持っていく
少しでもエアコンの処分費用を抑えたいと考えている方は、指定引取場所への持込みを検討しましょう。ただし、エアコンを取り外して持ち運ぶといった手間がかかる点に注意が必要です。なお、エアコンの取外しを業者に依頼する場合は工事費用がかかります。
処分にかける手間をなるべく少なくしたいと考えている方は、不用品回収業者に依頼することをおすすめします。不用品回収業者を利用するメリットは、処分にかかる費用は回収料金のみで、リサイクル料金や収集・運搬料を別途支払う必要がない点です。
また不用品回収業者が自宅まで回収に来てくれるため、エアコンを自分で取り外したり持ち運んだりする手間がかかりません。さらに、エアコン以外にもさまざまな家具家電を回収してもらえます。ただし、なかには悪質な業者が存在するため、口コミや料金設定などを確認してから依頼するようにしてください。
比較的新しいエアコンの場合、近所のリサイクルショップで買い取ってもらうのもおすすめです。この方法のメリットは、リサイクル料金などの処分費用がかからないうえに、買取りによって臨時収入を得られる点にあります。しかし、エアコンの状態が悪いと断られてしまうこともあるので、製造年月日が古いエアコンを持っている方は注意してください。
エアコンの処分方法によって異なるものの、場合によってはエアコンを自分で取り外さなければならないことも少なくありません。自分で取外しを行えば、取外しにかかる費用を抑えられますが、エアコンはフロンガスやコンプレッサーなどを使用しているため、やり方を間違えれば爆発や破裂など大事故につながるおそれがあります。
作業に関する知識や技術がない方は、無理をせずに専門業者に依頼することをおすすめします。
エアコンは粗大ごみとして出すことができないため、まずは正しい処分のやり方を覚えましょう。そして、数ある処分方法の中でかかる費用や時間などを比較検討し、自分に合った方法で処分するようにしてください。もし面倒な手間や作業が煩わしいと感じたときは、豊富な実績とノウハウを持つ業者に相談してみてはいかがでしょうか。
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