畳は経年劣化によって傷がついたり変色したりするものです。そのため、「古くなった畳を処分したい」と考えている方も多いのですが、畳を処分する方法はいくつかあり、「どの方法で処分すれば良いの?」と悩んでいる方も少なくありません。そこで今回は、畳を処分する方法や畳の寿命を知らせるサインについて解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてみてください。
畳を処分する方法としては、主に以下のようなものが考えられます。
畳屋に処分を頼む
粗大ごみとして処分する
不用品回収業者を利用する
分解して可燃ごみに出す
リサイクルショップに出す
上記5つの方法について、順番に見ていきましょう。
畳を新しく購入する予定であれば、古い畳の処分を畳屋にお願いするのがおすすめです。新しい畳に張り替えるタイミングで古い畳も同時に撤去してもらいましょう。また、畳の張替えではなく処分だけを頼みたい場合、対応可能かどうかを事前に問い合わせておきましょう。
なお、かつてはほとんどの畳屋が無料での引き取りに対応していましたが、最近では有料になるケースが多いです。畳屋に頼む際は、処分にかかる費用について事前にチェックしておくことをおすすめします。
畳を粗大ごみに出すという方法もあります。例として、町田市では畳1枚あたり800円で処分可能です。ただし、自治体によっては畳の枚数が決められているケースもあるため、不安な方はあらかじめ確認しておくようにしましょう。
畳には、天然素材の本畳や人工素材の樹脂加工畳など、使用されている素材によってさまざまな種類があります。自治体によって異なるものの、場合によっては樹脂加工畳の引取りに応じてもらえない可能性もあるため、あらかじめしっかりリサーチしておいてください。
「手間なく畳を処分したい」という場合、不用品回収業者に依頼しましょう。不用品回収業者を利用するメリットは、畳を自分で持ち運ぶ必要がない点にあります。
また、不用品回収業者を利用すれば、畳以外にもさまざまな家具・家電をまとめて引き取ってもらえます。しかし、なかには悪徳業者が紛れ込んでいるのも事実なので、業者の口コミや資格の有無、見積もりなどを事前にしっかり確認したうえで依頼しましょう。
一定の技術が必要になるものの、畳を小さく分解して可燃ごみとして出すのもおすすめです。しかし、畳を小さくカットするためには、電動ノコギリなど専用の道具を使用する必要があります。また、畳は硬い素材であるため1枚分解するだけでも大変です。
さらに畳の量が多すぎる場合、自治体によっては引き取ってもらえない可能性もあるので、なるべく複数回に分けて処分することをおすすめします。
畳の状態が比較的良い場合は、リサイクルショップに出すのもひとつの手です。畳の状態次第では買い取ってもらえる可能性があるので、畳の状態に応じてこちらの方法も検討してみてください。
畳の寿命はおおよそ10~20年とされています。寿命の年月に近づいてきたら、畳の色が変わっているかどうかをチェックしましょう。購入したときよりも大きく変色していたり、傷が目立ってきたりしていたら、畳を張り替えるタイミングです。
なお、畳はこまめにメンテナンスをしていたら20年以上使用できるともいわれています。もちろん、これは日々の使用状況によって変わってくるので、過信は禁物です。乾いた雑巾で拭き取る、定期的に掃除機をかけるなど、畳を長く使いたい場合は日ごろから丁寧なお手入れを欠かさないよう意識しましょう。
畳の表面のみが変色していたり傷の程度が軽かったりする場合、畳を裏返せばまだ使える可能性があります。また、畳の表面だけを張り替える表替えという作業によって、畳の状態を改善させることも可能です。このように、工夫次第では畳の寿命を延ばせる可能性があるため、畳を処分してしまう前に、まだ使えるかどうか状態をチェックしましょう。
今回は、古くなった畳の処分方法について解説しました。畳の処分方法は多岐にわたるため、手間や費用面などを考慮しつつ、自分に合ったものを選ぶことが重要です。畳の色落ちや傷が目立ってきた場合、もしかしたら畳の寿命かもしれませんので、現在の状態を見極めて処分するかどうか検討してみてください。
全国引越サービスでは、畳をはじめ、ソファやテレビなどの不用品を回収するサービスを行っております。不用品回収のプロであるスタッフがお客様のご要望に沿って作業を進めてまいりますので、お悩みの方は気兼ねなくお問い合わせください。